2024年京都新聞杯過去データと予想分析

第72回 京都新聞杯（Ｇ２）

2024年５月４日（土）京都競馬場　芝2200ｍ

以前は菊花賞トライアルとして秋に行われていた京都新聞杯。00年以降は５月に開催されるようになり、日本ダービーを目指す馬にとって、「東上最終便」として行われている。最近10年では19年の２着馬ロジャーバローズは次走の日本ダービーを勝利している。昨年はサトノグランツが勝利した。今年はどの馬が勝利して、夢の舞台に駒を進めるのか。過去のデータなどからレースの傾向を探る。

京都新聞杯過去10年間配当金

京都新聞杯過去10年間結果

京都新聞杯過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

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下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

京都新聞杯
人気別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

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馬体重過去データ

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ハンデ別過去データ

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種牡馬別過去データ

７番人気は好調

平均配当は馬連が4720円、３連単は８万796円。１番人気【2.3.0.5】は複勝率50％、２番人気【2.2.2.4】は複勝率60％。３～６番人気はすべて複勝率20～30％。７番人気【1.1.2.6】が複勝率40％と好調。１、２番人気を軸に、手広く流すのがよさそう。

１勝クラス連対馬が中心

ステップレースは１勝クラス組（特別含む）【6.6.5.45】が中心。１勝クラスで連対していた馬【5.5.4.22】は複勝率38.8％と好成績だが、３着以下【1.1.1.23】は成績が良くない。１勝クラスの中では、阪神芝2000ｍで行われるはなみずき賞組【2.2.0.8】、や阪神芝2400ｍのゆきやなぎ賞【2.0.1.0】が好調だ。重賞組は毎日杯【1.1.2.8】の成績はよいが、皐月賞【1.0.0.9】はイマイチ。前走未勝利組【0.0.0.26】は全滅。

キャリア５～６戦が中心だが、最近は３戦組が好調

キャリア別の成績では５戦【3.1.5.18】が複勝率33.3％と好成績で、６戦【2.2.1.17】も複勝率22.7％とまずまず。この２つで１～３着馬30頭中14頭を占めている。３戦【1.4.1.13】は複勝率31.6％と好走確率が高く、直近４年で４頭が馬券に絡んでおり、最近のトレンドだ。い。９戦以上使った馬【0.0.0.12】は馬券に絡んでいないが、８戦は【2.2.1.5】で複勝率50％と好調。

【キャリア別の成績（過去10年）】

キャリア 成績 勝率 連対率 複勝率
１戦 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
２戦 0-0-1-13 0.0% 0.0% 7.1%
３戦 1-4-1-13 5.3% 26.3% 31.6%
４戦 2-1-1-18 9.1% 13.6% 18.2%
５戦 3-1-5-18 11.1% 14.8% 33.3%
６戦 2-2-1-17 9.1% 18.2% 22.7%
７戦 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
８戦 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
９戦 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
10戦～ 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%

栗東ＣＷでラスト４ハロンの速いor遅い馬

過去10年の追い切りのコース別成績を調べたところ、栗東のＣＷ組【5.6.4.47】が好走馬の数がもっとも多く、好走確率も複勝率24.2％とまずまずだった。栗東坂路組【4.3.6.53】は複勝率が19.7％とイマイチだった。

栗東ＣＷ組の特徴は、ラスト４ハロンのタイムが51秒０以下【2.2.1.6】と52秒８以上【3.3.3.15】はどちらも好走率が高かった。一方、51秒１～52秒７【0.1.0.26】はほぼ全滅だった。栗東ＣＷ組でラスト４ハロンのタイムが51秒以下か52秒８以上の馬を狙おう。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 4-3-6-53 6.1% 10.6% 19.7%
ＣＷ 5-6-4-47 8.1% 17.7% 24.2%
その他 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%

【栗東ＣＷ組のラスト4ハロンのタイム別成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～51秒0 2-2-1-6 18.2% 36.4% 45.5%
51秒1～52秒7 0-1-0-26 0.0% 3.7% 3.7%
52秒8～ 3-3-3-15 12.5% 25.0% 37.5%

2024年京都新聞杯（Ｇ２）調教状態＆コメント

アドマイヤテラ　Ｍ．デムーロ

調教状態

コースと坂路で乗り込み十分。馬体はデビュー前より引き締まり、実戦タイプとしては動いた方。まずまず。

厩舎コメント

(舞台合う)友道師――ジョッキー騎乗の先週の動きは良かったです。前向きさが出て、デビュー時より調教でも動けるようになっています。距離は延びても問題ないタイプ。楽しみです。

インザモーメント　鮫島克駿

調教状態

馬なり主体で時計こそ目立たないが、バランスのいい洗練された馬体。手足の運びも素軽く、ますます快調。

厩舎コメント

(前走上々)高井助手――前走が中身の濃い勝ち方をしてくれました。使ったあとも順調にこられたのは何よりです。京都の2200ｍという条件にも何の不安もないので、自分の競馬をしていい走りを見せてほしいですね。

ウエストナウ　横山典弘

調教状態

体型的に距離はどうかだが、小気味のいい走りで軽快。ハミをかけた際、内に行く感じも許容範囲。好調。

厩舎コメント

(重賞でも)佐々木晶師――既走馬相手にいい競馬をしたし、時計も優秀。中間はカイ食いが良くなって更にパワーアップした感じに。追い切りに乗ったジョッキーの感触も悪くなかったし、距離も問題ない。重賞でどれだけ。

オールセインツ　岩田康誠

調教状態

直前は終いを伸ばした程度。まだビシビシやれない感じで馬体も緩さが残るが、それでもデビュー前より引き締まり、反応も良くなってきた。上積みは見込める。

キープカルム　武豊

調教状態

骨格がしっかり。コンスタントに使われているが馬体は更に充実。脚取りも力強く、時計以上の好感触。

厩舎コメント

(いい状態)柴田助手――前走はトモを落鉄していましたが、早めの競馬で押し切ってくれました。中間は短期放牧を挟んで、ここを目標。カイバも食べていますし、いい状態。脚はありますし、距離も問題なさそう。

ギャンブルルーム　浜中俊

調教状態

楽な手応えのままでスッと先着して好時計をマーク。もともと攻め駆けするが、動きは相変わらずいい。均整の取れた馬体でテンションも上がり過ぎていない。

ジューンテイク　藤岡佑介

調教状態

中間は好時計をマークしてデキ落ちなし。格下相手に追走して持ったまま駆け上がって先着。動きはいい。

スカイサーベイ　西村淳也

調教状態

先週からの調整がやや手緩い印象を受けるが、体つきは良く、フットワークも素軽い。外見上は悪くない。

タガノデュード　古川吉洋

調教状態

いつも平均上限の動きを見せるが、今回も１ハロンの数字通りの鋭い伸び。やや細いので当日の馬体重には注意。

ハヤテノフクノスケ　和田竜二

調教状態

１週前にＣＷで65秒台をマークして、当週は坂路で自己ベストタイ。攻め走る併走馬相手にほぼ互角。上々。

ファーヴェント　松山弘平

調教状態

今回も併せ馬で丹念に乗り込まれており、動きも素軽い。毛ヅヤが冴えて馬体も良く見せる。引き続き好気配。

厩舎コメント

(動きいい)田代助手――勝ち馬は強かったけど、この馬もしっかり脚を使って悪くない競馬ができていた。中間の動きもいいね。折り合いは問題ないので2200ｍでも大丈夫だし、コーナー４つの競馬で新しい面が出れば。

プレリュードシチー　幸英明

調教状態

久々でも馬体は仕上がってきたが、追走して外を回ったとはいえ手応え劣勢。前走はもっと動いていたが。

厩舎コメント

(力ある)高橋忠師――前走後、放牧先で腸炎になり、体調不良が続いて、ここまで予定が延びました。今は落ち着いていますし、１週前に追い切ったジョッキーの感触も上々。力のある馬ですし、ブランクの分だけかな。

ベラジオボンド　岩田望来

調教状態

折り合いが心配になるくらいだが、今週も気合乗りが良くて軽快な行きっぷり。伸びやかなフットワークで馬体の張り、毛ヅヤも良好。デキは高いレベルで安定。

厩舎コメント

(良馬場で)上村師――良馬場でこそのタイプだが、道悪の前走でノーブルロジャーに食い下がったほど。まだ教えることはたくさんあるが、ここでも能力はヒケを取らない。あとは2200ｍがどうか。問題ないとは思っている。

ライフセービング　田口貫太

調教状態

馬体重以上に大きく見せ、馬体に実が入ってきている。活気に溢れて動きもパワフル。デキは良さそう。

ヴェローチェエラ　川田将雅

調教状態

オープン馬を相手に余力の手応えで追走して先着。派手さはないが、馬体をスカッと見せて脚捌きも鋭い。

厩舎コメント

(成長して)須貝尚師――まだ幼いけど、使う毎に成長。レース内容が良くなってきた。前走の勝ち馬は、先週の青葉賞でも際どい２着。この馬も重賞でやれていいと思う。あとは下を気にしないよう、良馬場でやらせたい。

2024年京都新聞杯予想

◎ インザモーメント
○ アドマイヤテラ
▲ ウエストナウ
◇ プレリュードシチー
△１ キープカルム
△２ ヴェローチェエラ
△３ ベラジオボンド
△４ ファーヴェント

◎インザモーメント

前走は一気の距離延長で道中力んでいたが、それでも何とか我慢させ、直線でしっかり伸びて抜け出した。中身の濃い内容で使いつつ着実に良化を辿っている。コースも距離も問題なく、ここでも首位争い。

○アドマイヤテラ

前走の上位３頭は最内を通っていたのに対し、こちらは外。力負けではなく、コース取りの差が出た。操作性が良くて距離延長は望むところ。２戦２勝の京都なら前走以上に。

▲ウエストナウ

前走は既走馬相手のデビュー戦だったが、馬込みを捌いて外に持ち出し、一気に差し切った。初戦から中身の濃いレースができた。いい決め手があり、メンタルもしっかり。キャリアが浅くても侮れない。

◇プレリュードシチー

ハイレベルの京都２歳Ｓで２着。ここなら能力上位の存在であり、機動力があってレースも上手。腸炎で休養が長くなった点を割り引いても軽くは扱えない。

あとは、
キープカルム、ヴェローチェエラ、ベラジオボンド、ファーヴェント
に注意。

買い目

馬連

軸12
相手14、５、９、15、７、８、６

３連複

軸12
相手14、５、９、15、７、８、６