2024年京王杯スプリングカップ過去データと予想分析

第69回　京王杯スプリングカップ（Ｇ２）

2024年５月11日（土）東京競馬場　芝1400ｍ

安田記念の前哨戦、京王杯ＳＣ。１着馬には安田記念の優先出走権が与えられる。距離が1400ｍのためマイラーとスプリンターの双方が参戦し、安田記念の叩き台としてレースに臨む馬、高松宮記念で全力を出した後の馬などがいるため、波乱の結果になることが多い。過去10年では、17年の９着馬サトノアラジンが安田記念を優勝している。昨年はレッドモンレーヴが勝利した。今年はどんなレースになるだろうか。過去のデータからレースの傾向を探る。

京王杯スプリングカップ過去10年間配当金

京王杯スプリングカップ過去10年間結果

京王杯スプリングカップ過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

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下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

京王杯スプリングカップ
人気別過去データ

京王杯スプリングカップ
前走レース名別過去データ

京王杯スプリングカップ
前走着順別過去データ

京王杯スプリングカップ
前走コース別過去データ

京王杯スプリングカップ
単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

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枠番別過去データ

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前走上り3F別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

京王杯スプリングカップ
脚質別過去データ

京王杯スプリングカップ
年齢別過去データ

京王杯スプリングカップ
馬体重過去データ

京王杯スプリングカップ
ハンデ別過去データ

京王杯スプリングカップ
種牡馬別過去データ

単勝オッズ４倍台は強いが、それ以下は不振

平均配当は馬連が5204円、３連単は７万1241円。１番人気【3.0.0.7】は勝つか馬券圏外の両極端。２番人気【3.3.3.1】は複勝率が90％と絶好調。 　単勝オッズ別の成績は、3.9倍以下【2.0.0.6】は馬券圏外に敗れるケースが目立つ。単勝オッズの低い人気馬は、むしろ買わないほうがいい。４倍台【3.3.3.2】は複勝率81.8％と高い。４倍を切っているかどうかで判断するのも面白い。

前走高松宮記念で、今回２～５番人気は好走確率が高い

ステップレースは高松宮記念、東京新聞杯、ダービー卿ＣＴが中心だ。高松宮記念組【6.3.3.19】は、このレースで１番人気に支持されると【2.0.0.4】イマイチで、２～５番人気【3.1.2.4】は複勝率60％と好調。東京新聞杯組【1.2.1.1】は複勝率が80％と好調。出走してきたら注目したい。

人気薄の高齢馬が狙い目

年齢別では４歳【4.1.5.33】と５歳【3.4.4.39】が複勝率20％強で安定している。７歳以上の高齢馬【2.2.0.20】は連対率が16.7％で最も高い。馬券に絡んだ５頭の人気は10、５、７、11なので穴で狙いたい。牝馬は【1.2.0.22】と良くないが、一昨年はワンツーを決めている。

栗東坂路組でラスト１ハロンの遅い馬

追い切りのコース別成績を調べたところ、栗東坂路組【1.6.5.48】が好走馬12頭と多く、複勝率20%とまずまずだった。美浦南Ｗ組【3.4.4.44】もまずまずで、複勝率は20％。 　もっとも馬券に多く絡んでいた栗東坂路組のラスト１ハロンのタイム別成績は、12秒５以下【1.3.2.33】だと複勝率15.4％と今ひとつで、12秒６以上【0.3.3.15】は未勝利だが複勝率28.6％と好成績だった。栗東坂路でラスト１ハロンの遅い馬が狙い目といえる。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 1-6-5-48 1.7% 11.7% 20.0%
ＣＷ 3-0-1-21 12.0% 12.0% 16.0%
美浦 南坂路 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
南Ｗ 3-4-4-44 5.5% 12.7% 20.0%
その他 2-0-0-2 50.0% 50.0% 50.0%

【栗東坂路組のラスト１ハロンのタイム別の成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～12秒5 1-3-2-33 2.6% 10.3% 15.4%
12秒6～ 0-3-3-15 0.0% 14.3% 28.6%

2024年京王杯スプリングＣ（Ｇ２）調教状態＆コメント

アネゴハダ　三浦皇成

調教状態

ここ目標に乗り込み、暖かくなって肌艶が良くなった。また、間隔は開いたが、見た感じは絞れたフォルムを維持。高いレベルで安定している。

ウインマーベル　松山弘平

調教状態

１週前にビシッと追ったことでグンと上昇。直前は抜群の手応えで駆け抜けた。力強さも満点。気配は上々。

厩舎コメント

(良馬場で)深山師――前走は馬場が敗因。のめってまったく力を出せなかった。ダメージはなく、今回もデキは悪くない。1200ｍより1400ｍの方がレースがしやすい。良馬場条件で。

クリノガウディー　松岡正海

調教状態

長欠明けだった前走を叩いて乗り込みは順調。動きも多少素軽くなったが、息遣いの荒さは相変わらずで。

グランデマーレ　津村明秀

調教状態

先週強い稽古をしてスイッチが入ったのか、道中から行きたがった。この気性がどうかだが、体調は上がる。

厩舎コメント

(東京1400ｍで)仲田助手――前走時よりも走りのバランスが良くなっています。２走前にオープン特別を勝った東京の1400ｍに替わりますし、前走のようなことはないと思っています。

スズハローム　鮫島克駿

調教状態

手前を替えさせると、少しモタれるようなところはあったが、重心の低いフォームで脚取りは軽快だった。

ソーヴァリアント　Ｊ．モレイラ

調教状態

力感に溢れる動きで迫力が戻ってきた。絞れた馬体も維持。行きたがるのを我慢させた攻めが生きてくれば。

厩舎コメント

(東京でも)大竹師――前走は１歩目で滑って想定より後ろからに。伸びももうひとつだった。その後は短期放牧を挟んだが、レースを使って状態は一段上がっている。左回りの追い切りでも手前をスムーズに替えたし、騎乗したモレイラ騎手は東京でも問題ないと。あとは初めての1400ｍでどういう競馬ができるかだろう。

ダディーズビビッド　浜中俊

調教状態

以前のように掛からなくなったし、馬がパワーアップした。ただ、油断すると行きたがる。動きも及第点。

厩舎コメント

(距離ベスト)千田師――前走は1600ｍでも最後までよく走ってくれました。今回はベストの1400ｍ。馬場のいい、今の東京も合っていると思います。

ダノンスコーピオン　戸崎圭太

調教状態

右にモタれる面は相変わらずだが、動き全体は素軽くなってきた。前向きさもあり、立て直し効果を感じる。

トウシンマカオ　菅原明良

調教状態

右チークピースを着用。外に張る面は見られるが、動きはいつも通り豪快。体調は良く、左回りに対応なら。

厩舎コメント

(動きはいい)高柳瑞師――前走は右だけチークＰを着用した効果があって左回りでもモタれずに走れましたが、馬場が合わなかったです。２週続けてジョッキーが乗って動きは良かったように状態はいいです。今回は久々の左回り1400ｍがどう出るかですね。

バルサムノート　北村友一

調教状態

１週前にビシッと負荷をかけ、今週は上がり重点で。口向きの悪さを見せることなく鋭く伸びた。仕上がる。

プルパレイ　Ｔ．オシェア

調教状態

連闘のため中間軽めの調整。

メイショウチタン　柴田善臣

調教状態

中１週でも余力残しで水準の時計をマーク。硬さ等もなく気分良さそうに登坂してきた。いい状態をキープ。

厩舎コメント

(ベスト条件)本田師――自分のリズムであの競馬ができたのは収穫。左回りの1400ｍはベスト。リズム良く運べれば。

リュミエールノワル　川田将雅

調教状態

同じ馬なりでも勢いは完全に上回っていた。以前より切れ味が増したし、集中力も抜群。充実ぶりが窺える。

厩舎コメント

(勢い重視)上原佑師――精神面で成長して、最後まで集中して走れるようになったのが大きいですね。今週の追い切りも楽にいい動きができていました。引き続き得意の左回り1400ｍですし、重賞で相手は強化されますが、今の勢いなら楽しみです。

レッドモンレーヴ　横山和生

調教状態

抜け出してから気合をつける稽古。鋭い伸びを見せたし、この馬にしては集中力も高かった。仕上がり良好。

厩舎コメント

(前年の覇者)津曲助手――前走はゲートのタイミングが悪かったですし、馬場コンディションが良くなかったですからね。そのため、集中力が途切れてしまいました。その後はゲート練習で発馬を改善したので、昨年勝ったレースで改めて期待してみます。

ロードマックス　吉田豊

調教状態

首をうまく使って軽やかに登坂。折り合いも問題なかった。元気もいいが、長らく結果が出ていない現状で。